ちょっとした不調に、オーガニックのティザンヌ(ハーブティー)を取り入れてみよう。
みなさんは、頭痛、だるさなどの「小さな不調」を感じることはありますか?
その小さな不調は、どのように対処しているでしょうか。
すぐにお医者さんに行く方もいらっしゃると思います。
早めに専門家の見解を聞くことは、とても大切ですね。
また、忙しく過ごしている人は、鎮痛薬や栄養ドリンクなどドラッグストアで手軽に購入できるものを使ってしのぐ、という方も多いかもしれません。
私も植物の勉強を始める前は、小さな不調に悩まされていました。
例えば、すぐに人の風邪をもらってしまったり、頭が重いなんてしょっちゅうのこと。
ひと冬に3回も熱を出して会社を休んだことも!
免疫力が限りなくゼロに近かったのではないかしら、という感じです。
人間には本来、環境の変化に合わせて、からだも臨機応変に対応するシステムを持っています。
暑さを感じたら、汗をかいてからだを冷やすのもそのひとつです。
しかし免疫が下がっていると、このシステムもうまく作動しなくなってしまうのです。
小さな不調だからといってその都度対処するのではなく、不調が出ないようなからだづくりを心がけることが大切です。
そこで、ご提案です。
ちょっとした不調や体質の改善に、植物の力を借りてみませんか?
植物の知識がないと難しい?
そんなことはありません。
「風邪のひき始めに葛根湯を飲む」そのくらい簡単です。
今日はこの記事を読んだ後には、あなたにぴったりのティザンヌが見つかるはずです。
ティザンヌとは?
「ティザンヌ」とは、フランス語でハーブティーのことを指します。
乾燥させた薬草を熱湯に浸し、抽出したものを飲みます。
自然栽培や、無農薬栽培のものがオススメです。
ヨーロッパでは、エルボリストリといって、薬用植物の専門店があり、薬剤師さんや植物療法士が、お悩みに合わせてティザンヌを調合してくれるのです。
2015年、わたしがロンドンにあるニールズヤード本店に行ったときも、ティザンヌを調合してもらうためにロンドンっ子たちが長い列をつくっていました。
「薬用植物」というと、漢方のように苦い味を想像する方もいらっしゃると思いますが、意外と飲みやすいものが多く、癖があるものも植物療法士によってブレンドされることにより飲みやすくなっていることが多いです。
保存方法
密閉容器に移し替えるなどして、冷凍庫で保存するのがオススメです。
湿気の少ないヨーロッパにくらべ、日本では無農薬のハーブは虫がつきやすいのです。
また、光や熱による劣化も防ぐことができます。
冷凍しても、品質には問題がなく、またカチコチに固まることはありませんのでご安心くださいね。
飲み方
Step.1
たっぷり入る大きめのポットや鍋を用意
Step.2
熱湯をそそぎ、蓋をして5〜12分ほど蒸らします。
葉の部分と、根っこの硬いところによって、抽出時間を変えます。
これでも抽出されにくいようなものは、煎じて飲むこともあります。
Step.3
口に含み、ゆっくりと味わいましょう。
口の中の粘膜からも成分は吸収されますし、何よりもホッと一息ついてお茶の時間を楽しむことは心の栄養になる とわたしは考えています。
暖かいうちに飲むのがオススメですが、夏には冷まして飲んだり、冷やして飲んでもOK。
オーガニックのオレンジやレモンを輪切りにして浮かべてもいいですね。
ただ、暖かい季節も意外とからだは冷えやすいので要注意!
ブレンドするときに意識すること
シングルでティザンヌを楽しむのも良いのですが、ブレンドすると植物の相乗効果によりさらなる効果が期待できます。
ブレンドするときのポイントは3つ。
①効果効能でみる
自分の気になる症状に合わせた植物を選びましょう。
②味のバランスでみる
酸味のある植物をブレンドすると、味が決まりやすいです。
わたしのオススメはヴァンルージュ(赤ぶどうの葉)です。
葉の部分は赤ワインやぶどう種子にくらべて多くの成分を含み、ポリフェノールは赤ワインの100〜300倍も含んでいます。抗酸化、血流促進、冷えのケアに。
③万能ハーブを入れる
万能ハーブといえば、エキナセア。
免疫力UPや、抗菌、抗炎症に一役買ってくれます。
そもそも不調は免疫力の低下が原因のひとつである場合が多いのです。
エキナセアを入れておく、という選択は賢いものになります。
自分でブレンドするのが難しい、何種類も買うよりもブレンドされているものから始めたい、植物療法士が調合したものを飲みたい、そんな方はブレンドされているものがオススメ。
そんな方はブレンドされたものを購入しましょう。
今回は、植物療法士の森田敦子氏がプロデュースしたHERBORISTERIE(エルボリステリア)という手軽に植物を楽しめるシリーズの中から、ブレンドティザンヌをご紹介します。
全国のコスメキッチンで購入できます。
在庫の状況は、お近くの店舗にお問い合わせください。
HERBORISTERIE ラインナップ
For woman
フェンネル種子、セージ葉、ペパーミント葉、アーチチョーク葉、オレンジ果皮
TARGET ▷女性ホルモンバランスを整えたい、更年期症状のケア、予防
「フェンネルがあるのに摘まないのは愚か」と医学書に書かれたことがあるほど、消化促進、ストレス緩和、月経不順の改善、老廃物の除去、むくみなど、多くの効果が期待できるフェンネル種子を中心に、ホルモンバランスを整えると言われているセージ葉などをブレンドしています。
アーチチョーク葉は肝臓や腎臓の機能向上の効果も期待できると言われています。
※このティザンヌは少し苦いです。
Body refreshing
メリーロート花、アニス種子、チャ葉、カンゾウ根、フェンネル種子
TARGET▷ダイエット、体をスッキリさせたい
血液をサラサラにしたり、コレステロール値を下げると言われるメリロートを中心に、抗酸化のチャ葉や万能ハーブのフェンネルも入り、贅沢なブレンド。男性にもオススメです。カンゾウ根が入っているので、ほんのり甘さがあります。
Eternal beauty
ホーソン葉・花、メリッサ、アニス種子、フェンネル種子、オレンジ果皮
TARGET▷エイジングケア、抗酸化、美肌
全身、特に心臓の血流促進に役立つホーソンが入ってるので、お年寄りにもオススメです。
体を温めるオレンジ果皮も入り、めぐりの効果も相乗効果でUP。
初めて植物を取り入れる女性に人気のメリッサも入っています。メリッサは気分の落ち込み、胃腸のムカつき、PMSにも効果があると言われています。
Smooth flowing
メリーロート花、ナギイカダ根、ヴァンルージュ、ギンコ
TARGET▷むくみケア、めぐり、肩こり、冷え、筋肉痛緩和
THE 巡らせブレンド!血流促進のハーブが大集結です。
飲むとトイレが近くなるので要注意。
さっぱりとしていて飲みやすくおすすめです。
Gentle breathing
ユーカリ葉、バジル葉、タイム葉、ゴボウ根、セージ
TARGET▷アレルギー、花粉症、ニキビ、鼻炎、痰
ゴボウ根でデトックスしながら、抗菌、抗炎症、抗ウイルス作用のある植物をブレンドしています。
鼻に抜けるようなスーッとした味が特徴。
花粉か飛び交う春先から、ジメジメとした梅雨の時期にはレギュラー入りのティザンヌです。
まとめ
あなたにぴったりのティザンヌは見つかりましたか?
薬箱に頭痛薬を入れておくように、ティザンヌも緑のお守り薬として常備しておくととても便利です。
不調がおこってから対処するのではなく、
ご自身の体質を理解した上で、それに合った日々のケアをしていきましょう。
※日本では植物療法は医療行為ではありません。ティザンヌは食品であり医薬品ではないため効果を約束するものではありません。商品に記載されている注意表示を守ってお使いください。
気になる不調は自己判断せず、病院に行くことをおすすめいたします。